タイトル通り、金の話です。
建設業界はオワコンと言っていいほどスタグフレーションに苦しんでいます。
止まらない資材の高騰、上がらない賃金…。
建設業・一人親方の大工さん向けに書いてますので、あしからず。
悩める仏
働けど働けど我が暮らし楽にならざり…
ほとけ
あきらめたらそこで試合終了ですよ?
悩める仏
…どこかで聞いたことのあるお言葉が聞こえてきたぞ
ほとけ
お主、一人親方なんじゃろ?だったら好き放題副業し放題やないか。えぇか、体動かすだけが労働やないぞほんま今すぐ副業ブログでもしてみたらえぇやんけ。
悩める仏
か、関西弁…!
ほとけ
ふぉっふぉっふぉ。とはいえ、まずは現状の分析からしてみますか。
Contents
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なぜ下請けだと賃金があがらないのか
怒れる仏
食料品の値段も上がってきているし、このままじゃ貧しくなっていくだけだ!
ほとけ
うんうん、気持ちはわかる。しかしなぜ賃金が、単価が上がらないのか。一緒に考えてみましょうか。
単価の上がらない原因TOP3
1.資材価格の高騰
2.持家比率の低下等、建築需要減に伴う受注減
3.元請けに買い叩かれる
驚く仏
つまり…建築自体の仕事が減っていく上に資材も高騰するから、入ってくるお金が減り出ていくお金が増えていくってこと?てか3番やばない?
ほとけ
そうです。そしてお客様も安く建築したいのです。そのため元請けも十分な利益を確保することが困難な時代なのです。
悩める仏
ということは。
ほとけ
そう、買い叩かれるのは下請けなのです。
つまり、適正な予算で仕事ができないということに繋がります。
依頼主は予算があるので安い方へ流れていく、下請けは安くしないと仕事が回ってこない。
下請け構造の悪しき部分が顕著に現れてきているのが建設業界、ひいては施工業者なのです。
賃金をあげるために何をしたらいいのか
悲しむ仏
ふ〜ん。まぁ確かに建設業に限らずそんな構造だよね。特に建設業はひどそうだけど、で、ほとけ。どうやって賃金あげられるか教えてください。
ほとけ
想像の通り、簡単にはいきません。
私が実際に見聞きした事例をもとに少し説明しましょう。
私が実際に見聞きした事例をもとに少し説明しましょう。
1.同じ元請けの仕事をしている一人親方たちと徒党を組む。
悩める仏
どういうこと?
ほとけ
そもそも違う金額で仕事しているなんてザラなんです。あいつとこいつで金額が違うなんてのはね。
閃いた仏
なるほど!そこをつくわけですね!
ほとけ
そう。ただし、簡単にはいかない。お互いにプライドがあるので本当のことを言うとは限らない。そこが難点ですね。
2.ストライキを起こす。
悩める仏
ストライキ…争議行為ですか
ほとけ
あまり得策ではないです。ストライキを起こす時の貴殿の立ち位置にもよります。
悩める仏
と、言いますと?
ほとけ
影響力のある人間がストライキを起こせばたちまち大きな騒動になるでしょう。慌てて単価をあげるかもしれません。最終手段と思ってください。
しかし、こんな面倒を起こされるなら元請け側は他の下請負業者を探し始める可能性も高い。諸刃の剣ですね、おすすめはしない。
しかし、こんな面倒を起こされるなら元請け側は他の下請負業者を探し始める可能性も高い。諸刃の剣ですね、おすすめはしない。
3.大工仕事を副業にしてしまう。
悩める仏
これは本末転倒な感じが…。
ほとけ
実際、私の友人の大工さんがこれを始めました。
悩める仏
ちょっと想像つきませんが。
ほとけ
小さなリフォーム会社が現場監督を欲しがっていたんです。片手間でもいいから誰か、と。そうしたらその大工さんが契約社員として雇用されました。
悩める仏
稀なケース…というか新しい大工さんの形ですね。
ほとけ
そうなんです。大工さんは一番近くで現場監督を見ているから、ノウハウは自然と身に付いている。私もこれを聞いた時にはうまいことやってるなと素直に感心しましたよ。
柔軟な働き方ができる環境も相まってか、現場監督として固定給をもらいながら、仕事を調整して空いた日は日雇い大工として収入口を確保したというわけ。
結論は副業で収入口を増やすか、実力行使するか
正直、実力行使は危ない。
よほど自信がないといけない、最後の手段だ。
それなら、最初にも言ったように働き方に制限が少ない利点を活かして副業に面舵いっぱいとることをオススメします。
ほとけ
じぶんに何ができるか、考えてみるんじゃ。
穏やかな仏
まずはブログでも始めてみて、違う世界をのぞいてみるのもいいかもね。